本尊阿弥陀如来

本尊阿弥陀如来 

「本尊阿弥陀如来」 

像高  75.4cm
頂−顎  14.2
面長    8.8
面奥   10.2
耳張    8.7
肘張    21.1
胸厚       10.7
腹厚       13.1
裾張       17.5
髪際高     70.4  

 

螺髪切子形。肉髻珠・白毫をあらわす。右肩を偏衫で覆い、その上に衲衣を着す。衲衣は左肩を覆い、右肩に少し懸かって腹前を渡り、その端を再び左肩に懸ける。左腕は軽く背を曲げて垂下し、右腕屈臂、ともに第一・第二指を捻ずる。両足先は少し開いて直立する。頭部は耳の後で前後二材を矧ぎとっている。頭部と体部がつながっているかどうかは不明。両手首から先(後補)、両足先は別材、矧ぎ付け。

鎌倉時代の様式を踏襲しているが、全体的に彫りが鈍い。室町時代の作か。